■“お口の相談室”のコーナーで質問にお答えしました。

【長崎新聞 お口の相談室 2004年2月16日(月)】

記事

Q 七歳になる息子のことで質問します。上の永久歯の前歯の間に小さな歯が生えています。このため前歯の間にすき間があいてしまって、ほかの前歯は曲がってしまっています。歯科で診てもらったところ、この真ん中の歯は過剰歯ということで抜きましょうと言われました。抜歯をした後の前歯のすき間や曲がった歯はどうなるのでしょうか。このままでは歯並びに問題があるのではと心配しています。

過剰歯は上顎(がく)の正中などでたまに見かけられます。前歯の間にとがった歯が生えてきたり、また、反対に生えていて埋まったままになっていたりする場合もあります。また、ほぼ同じような形のものが二本あったり、小さい歯の形をしたものが複数見られたりする場合があります。いずれの場合も過剰歯がほかの歯のスペースをとるため、ほかの歯が正常に生えてこられない場合があります。その場合、過剰歯の抜歯が必要になります。
お子さまの場合、前歯の間に生えてきていますので過剰歯の抜歯については簡単に行うことができると思います。ただ、抜歯しただけでは前歯の間にすき間ができてしまいます。ほかの永久歯が生える前に抜けば自然にすき間がなくなる場合もありますが、現在は前歯が本来生えないといけない場所よりも外側に押されて生えてきますので、ほかの歯が曲がっていたり、重なって生えたりしています。そのような場合に矯正治療が必要になります。
矯正治療については、永久歯の前歯四本が生えそろった段階で開始します。曲がった前歯と奥の第一大臼歯に矯正装置を着けてワイヤを用いて歯に力を加えていきます。治療期間は、一ヶ月に一回の割合で調節をしていき、半年から一年ほどかかるでしょう。その後も曲がった歯が元に戻らないように一定の期間、裏から歯を固定する必要があります。
担当の先生や矯正歯科の先生とよくご相談されて治療をされることをお勧めします。

(県歯科医師会)

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