■“お口の相談室”のコーナーで質問にお答えしました。

【長崎新聞 お口の相談室 2003年10月20日(金)】

記事
Q 最近、以前より歯並びが悪くなってきたような気がします。このままどんどん悪くなっていくのでしょうか。元の歯並びに戻すにはどうすればいいのでしょうか。

歯並びは永久歯が生えてきたときとそのままずっと同じではなく、歯は加齢に伴い動いています。二十歳前後に歯並びが悪くなる原因として親知らずがあります。親知らずが歯列の一番奥から生えてくるときに前の歯を押して、最初は少しのずれであった所がだんだんひどくなり歯が重なってしまう場合があります。また、歯が抜けたままにしたために、そのすき間に向かって両脇の歯が傾いたり、かみ合っていた反対側の歯が伸びてくる場合もあります。
ほかにも奥歯がない場合、下顎(かがく)の前歯が上顎(じょうがく)の前歯を押し出して出っ歯になったり歯がすいたりします。いずれの場合も歯周炎などで歯を支えている骨が吸収されていると、歯が動きやすいため歯並びが悪くなりやすくなります。
悪くなった歯並びは矯正治療により治せますが、まずはその原因の除去が必要となります。親知らずが原因である場合には抜歯が必要となりますし、歯周病がある場合にはその治療を行った後に矯正治療に入ります。奥歯がない場合には、矯正治療のほかに欠損部位に義歯を入れる必要があります。大人の方の矯正治療は、歯の動きが遅くなって治療期間が長くなったり、歯の痛みが出やすくなったりする場合がありますが、年齢にはほとんど関係なく治療は可能ですし、義歯を作る前に矯正治療を行うことにより、歯を削ることを最小限にできます。
口の中の状態により治療が変わる場合もありますので、一度専門の先生に診ていただくことをお勧めします。

(県歯科医師会)

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