■「子育てを楽しむ暮らしのモノ、コト」の特集で歯並びのことについてpmママたちのご質問にお答えしています。

【ながさきプレス 2014.9月号別冊pm「子育てを楽しむ暮らしのモノ、コト」】

記事

村上先生おしえて!
pmママ読者たちが気になる歯並びのこと
~知っておくといい歯並びの豆知識~

Q1.歯並びはどうして悪くなるの?〔4歳児ママ〕

― 歯の大きさと顎の大きさの不調和によって、歯並びが悪くなります。歯が大きければガタガタになり、顎が大きければすきっ歯になります。また癖で歯並びが悪くなることもあります。指しゃぶりや唇をかむ癖では出っ歯になったり、舌を出す癖では開咬になります。また、口呼吸をしていると出っ歯になります。乳歯の虫歯や、早く乳歯が抜けたのを放置したために、大臼歯が前方に移動し歯が生える隙間がなくなってしまって歯並びが悪くなることもあります。また、受け口などは、遺伝的な問題がある場合もあります。

Q2.歯並びが悪いとどうなる?(歯並びが悪いことでおこる症状など。)〔6歳児ママ〕

― 歯並びが悪い場合には歯磨きがしにくく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。出っ歯の場合には前歯を打ちやすいので、歯が欠けたり抜けたりする場合があります。かみ合わせが深い人の場合には、上顎の歯ぐきに圧痕ができたり炎症を起こしたりします。顎関節症の原因になる場合もあります。受け口の場合には、うまくものが噛めなかったり、発音が悪くなります。顎が横にずれている場合には、顔のゆがみを生じさせることがあります。

Q3.悪い歯並びは子供のうちに矯正したほうがいいの?〔4歳児ママ〕

― 矯正治療の前にまず、歯並びが悪くならないように予防することができるものがあります。乳歯の虫歯は早く治し、乳歯が早く抜けた場合には永久歯が生えるための隙間を保つ処置をします。癖があれば歯並びが悪くなる前に早めにやめさせることが大事ですし、癖を直すだけで悪くなった歯並びが戻る場合があります。機能的に顎がずれている場合には、乳犬歯を少し削ってかみ合わせの調整だけで治ることがあります。
基本的には、顎の骨自体のずれがある場合には、矯正治療を早めに開始します。顎に問題がなく、歯並びだけの問題であれば、永久歯列完成後(中学生ごろ)から治療を開始します。
矯正治療を開始する時期については、お子様のお口や顎の状態で変わる場合もありますので、矯正歯科かかりつけの先生にご相談されるといいと思います。

Q4.子供が受け口なんですが、なおりますか?〔3歳児ママ〕

― 乳歯の受け口の場合、半数の方は永久歯に生え変わるときに治る場合があります。ただし、かみ合わせが深くて上の前歯が見えない場合や、家族に受け口の方がいらっしゃるような場合には、永久歯に生え変わっても治らない場合があります。そのような場合には、寝る時だけお口の中にムーシールドという取り外しのできる装置を入れて早めに治療します。
前歯が永久歯に替わった小学高低学年であればリンガルアーチという固定式の装置を、お口の中に入れて治療します。永久歯列になってから最終的な歯並びの治療が必要になることがあります。

Q5.指しゃぶりがなおりません。どうしたらいいですか?〔2歳児ママ〕

― 指しゃぶりは3歳までであれば無理にやめさせなくても大丈夫です。3歳をすぎて指しゃぶりを続けているようなら歯並びに影響が出ますのでやめさせなければいけません。しかし、無理やりやめさせてもお子さんにストレスを与えますし、別の癖が現れたりするので注意が必要です。まずはお子さんに指しゃぶりを続けるとどうなるかをよくお話をして、本人が理解しやめさせることが大切です。歯科医や小児科医と相談しながら進めていくこともいい方法でしょう。

広告